私がまだ、3年目25歳のときに会社が嫌になって、嫌なことから逃げようと転職を試みたことがあります。
まぁ無知で生意気なガキでした。
その時は、結論から行くと全くうまく行かなかったため途中で転職活動を辞めました。
その決断は間違っていなかったと思います。
自分の中でもただ逃げるだけだとわかっていてモヤモヤしていたのも事実です。
その後、モヤモヤもなく自分でしっかりとやりきったと思い、28歳でやりたいことがあり転職活動をしたときは、すべてが順調に進みあっという間に決まりました。
誰しも経験する可能性のある、会社を嫌になって転職活動をしようとする行動ですが、本当に今すべきなのか自分に向き合ってみるのは良いことだと思います。
そこで、私が体験した転職活動の失敗と成功の体験談を記載します。
嫌で仕方なかった
1社目の会社は60名~80名くらいの規模の会社で、何人かはすごい人がいましたが、技術力は決して高いとは言えませんでした。
ただ、40年続いてる会社なので給料面はしっかりしてました。
私自身がまだまだ、若かったですが勉強をしまくっていたし、現場や人に恵まれ仕事はこなせていました。
中にはひどい現場もありましたが、こういうこともあるだろうと学びの姿勢で気にしませんでした。
ただ。まぁ~~~~文句の多いガキでした。あの頃の上司や先輩達には感謝しかありません。
そんな文句の多いガキなので、あれは違うとかこれはこうやるべきとか立派な理想や思想はあるのに、仕事してればいいと思って動かないわけですよ。
それが積み重なって、この会社はダメだ!となったわけです。
何もかも嫌になってリクルートの転職サイトに登録しました。
心のどこかでは、完全に何もやり遂げないのに逃げてるだけとわかってましたが、なんとかいいことなんだと言い聞かせていました。
1度目の転職活動と失敗
リクルートの転職サイトに登録を行い、リクルートのエージェントに会いました。
そこで勧められた会社が正直どれもパっとしませんでした。
そりゃ開発はたくさんしてましたけど、リーダー経験もなくあってサブリーダーくらいなので、今思えば打倒なラインナップだったと思います。
記憶は曖昧ですが、その中から比較的行ってみようかなと思うものをチョイスして3社ほど面接を受けた気がします。
ただ嫌になって行動もせず逃げようとしているただのガキが考えた転職理由は、誰にも響かなかったんでしょう。
見事に落ちました。
2社くらい落ちたところで、しっかり考えることにしました。
何のために会社入って何が嫌だったんだっけ?と
入社当時の想いとその後の自分
やっぱり付け焼刃じゃあ落ちるんだなぁと思い、社会人になるときの想いを思い返しました。
入社時の想い
私は入社当時
「この会社で何か1番になったら、次は大きい会社に入って力を試す」
これを目標に掲げていました。
それを思い出し、そこから自問自答を繰り返しました。
これは今でも記憶に残っています。
問:何か今、一番だと堂々と言えるだろうか?
答:もっとやれることがある。満足していない。
問:このまま、一番取りやすいであろう規模の会社ですら一番取れないで大きいところで活躍できるのだろうか?
答:埋もれて終わる。
問:嫌な事はあるけど、自分で変えれないことなのか?
答:嫌なら自分が率先して変えればいい。
etc…
数日、自問自答を繰り返し転職活動をやめることにしました。
自分で変える
転職活動をやめてから、先輩や上司から言われたことを受け入れ自分で動くことを決めました。
技術が低い人しかいないなら育てればいい。と思い新人教育のチームを立ち上げ、目的や方法を提案し賛同する後輩を集め
優秀な先輩達を巻き込み教育チームを運営しました。
それから会社を辞めるまでずっとやり続けました。
仕事も積極的に色々首を突っ込み、炎上をヘルプしたり後輩のプロジェクトを助けたり、現場の仕事も上の立場をやるなど積極的に動きました。
自分から動くと自身の成長にもつながり、周りといい関係が気付けると身をもって知りました。
それでも、今思えばまだお子様でしたけど。
やりきってからの転職活動
一度目の転職失敗から4年。
色々と動いて1年のうちにヘルプやらアドアイスやら、何プロジェクトに顔だしたかもわからないくらいやりきり、成果もだしました。
さてそろそろ、技術を用いて人のためになる医療関係のエンジニアでもなろうと転職をまた考え始めたころ。
年末の全社会で社長賞をもらい、新人の頃からまぁ色々お世話になった尊敬する執行役員から『業務系アプリ作成ならNO.1だ』と言っていただき、転職を決意しました。
リクルートの転職サイトを最新に更新すると結構すぐにリクルートではない、数社の転職エージェントから連絡がきました。
その来た中で、なんとなく惹かれるエージェントがあったのでそこに決めました。
担当のエージェントさんが優秀で、さらに思考の相性もよく、その後はとんとん拍子で色々決まっていき、すぐに理想とする大きい会社に決まりました。
逃げではない前向きな転職なだけで、ここまで結果が違うのかと感心した記憶があります。
まとめ
1度目の転職活動の失敗は自分自身を成長する糧になりました。
正直、1社目も悪い会社ではなかったのに、自分の想い通りにいかないからと行動もせずに逃げようとしたところから自分で変えようと思い動いた日々では成長速度も全く違いました。
大手に入ったあとも、自分で考えて動き続け想像以上の成果を出す事ができ、いい仲間にも巡り合えました。
逃げの一手ではなく、前向きの一手を意識して、周りを巻き込み動くと新たな景色が見れます。
決して悪くない会社であれば、逃げの転職ではなく前向きの転職を目指しましょう。
気にくわないなら仲間を募って、うまく立ち回って変えればいいと思います。
最後に。
悪い会社からはすぐに逃げましょう!
読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。
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