チームの理想としては、各自が考え MTG などで認識合わせを行い、それぞれがスタンドアローンで物事が進んでいくのが最高レベルの理想だと考えています。
しかし、チームが5人以上でスタンドアローンが、うまくいったのは1度だけでした。
ほぼそのようにはなりませんでした。
優秀な方が集まらない限り、何も戦略を練らずに目標に対して良い結果を実現することは、ほぼ不可能と考えます。
では、私自身がチーム作りを行った際の体験談を踏まえ、優秀なメンバーが集まらなかった際にどのように対策によりチーム作りを行い、結果を出すことができたかについて記載します。
・最初に一人一人と会話し、得意のジャンル分け
・チームを細かく細分化し、指示系統の明確化
シンプルな対策ではありますが、このような対策を行い結果としてはうまくいきました。
★1.ことの始まり
SES 案件で、1人で参画しそこから10人までPJが大きくなった際に、場所とスキルの問題でパートナーとして募集した方はスキルマッチしている人はおらず、一人で進めれる優秀な方も集まらない時がありました。
1名を除いて社員もリーダーの経験がない人が多いためそこの強化も必要でした。
できる1名は別のPJを率いてもらうことになったので、私のPJは7人となりました。
結構、絶望的だと感じていました・・・
かといって、ダメだダメだと自暴自棄になってもいけませんし、何も手を打たずに「はいやっぱだめでした~」なんて無能なことできません。
リーダーとしてチームを作ってちゃんと結果を出してやろう!
と意気込みました。
とりあえずメンバーと話をしないことには始まらないと考えました。
★2.最初に一人一人と会話し、得意のジャンル分け
最初、立ち上げ期間としてもらっていた時間を利用し、一人一人と会話をしました。
面接のときにも話をしましたが、もっと踏み込んだ話です。
雑談と銘打ってなるべくプレッシャーにならないように、ゆったりと朗らかに話すように気を付けて完全に直観で判断させてもらいました。
これまで仕事関係や呑み、夜遊びで多種多様な人と会話して培った直観だけが頼りです。
案外役に立ちます。
以下を判断できそうな内容を話しながら進めました。
・会話の反応速度。頭の回転は速い方か
・慎重な性格か
・何かやりたいことはあるか
・次のどのやり方があっていると感じるか
-新しいことを調べながら6割の完成度でどんどん進めていく
-誰かが作ったものやサンプルを参考にしながら完成度を上げていく
-どちらともいえない。どちらでも問題ない。
意図としては、なるべく人間性がぶつからなさそうな人で組んで、最後の質問から自分が得意と思っている作業を担当してもらおうということを考えました。
メンバーが比較的に協力的な方々だったので少し安堵しました。
では、チームを作りましょう。
★3.チームを細かく細分化し、指示系統の明確化
会話した結果からチームは次のように明確化し、各社員にはリーダーとしての能力強化の目的もあるので、それぞれにどういうところを気を付けて作業を振ってほしいなどを告げました。
チーム図
kudo━50代パートナー
┃ (kudoと一緒になんでもやるチーム)
┗40代社員━20代パートナー
┃ (どんどん新規を書き進めるチーム)
┗30代社員━30代パートナー
┃ (完成度上げるチーム)
┗新卒
(伝説を残すための成長する)
また、重要なこととして指示系統を明確化しました。
指示は上から一つ下までしかないようにしました。
指示系統が複線化してしまうとそれら複数指示を解決に導ける人以外は、抱え込んでしまい作業が止まる可能性があるためです。
これは絶対に徹底した方がよいです。
いろんな現場で、指示系統が定まらずうまくいっていないのを見ました。
簡単なことですので、リーダーは対策をうっておきましょう。
指示系統とは別にこまめに声掛けして一人で悩んでフリーズしているのを早く気付けるようにしました。
雑談はしておいた方がいいチームを作れる気がします。
★4.結論
他にも情報連携と技術連携の強化を徹底しましたがこれは別で記載します。
策を講じ結果として、 PJ は安定しすべてのミッションをクリアしました。
途中、ベテランパートナーが引退したり、単価交渉や新人の売上確定などイベントがたくさんありましたが、すべてうまく進みました。
スタンドアローンの理想が叶えられなければ、それに固執することなく集まったメンバーで最適を見出し運営するのがリーダーシップだと思います。
説明に手を抜いたり、阿吽の呼吸を無理強いしたりは確実にうまくいきません。
誠意をもって、個人個人にあった対応やメンバーに目的や意図を伝え運営すれば、皆応えてくれると私は信じています。
応えてくれなさそうな人は、面接段階でさすがに無理とお断りしたほうがよいかと思います 笑
今回は、最初に取り組んだ対応のみ記載しました。
技術力のスキルアンマッチの対処法として取り組んだ方法や新人の単価交渉までの見せ方 なども記載していこうと思います。
読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。
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