沈黙により会議が進まない厄介な事象をどう対処したか?会議の進め方と学んだ事

私が、26歳で金融案件で要件定義を行った際に、体験した厄介な事象をもとに記載します。

沈黙により会議が進まない中で、どう考え対応を行うか?

そこでの各メンバーの対応とその結果から、私が学んだことと感じた事を記載します。

 

伝えたいことは次のことになります。

・相手の意図を汲み準備する

・結果を急がないことがいいこともある

・できないからといって無下に扱わない

何かの参考になればと思います。

要件定義が進まない厄介で困った事象

これは私が26歳くらいの時に2次請けで入った金融開発で、とある仕組みを担当する2次請けとしてパートナーを率いて、要件定義を行った際の事象となります。
すでにある仕組みを作り直す仕事でした。

 

こちらのメンバー
要件定義から参画してた開発メンバーは5名体制。

別の2次請け30代後半2名 

私 

パートナー30代前半2名 

 

1次請けはインフラチームをメインで要件定義していたため、開発側は1次請けと関係長い会社からの抜粋となっていました。

 

エンドのメンバー
エンドユーザと要件定義を行う相手は3名。
40代の偉い人、30代の担当者、25歳くらいの若い女性

 

私も若かったですが、さらに若い方でした。

若い女性をメイン担当として要件定義を進めたいようで、エンドの偉い人からそのように伝えられました。

 

こちらとしては、入ったばかりで仕組みを作り直すために既存の仕組みを理解して新たな構成などを考えていかないといけないため、結構かつかつだねぇと皆と話していました。
なんとかなりそうなギリギリのラインでした。

 

では、何が困った事象かというと色々決めないといけない会議中に、その若い女性が考え込んでフリーズしてしまうということです。
つまり会議が進まないんです。

 

他のチームとの会議もふんだんにあるので、時間延長はできません。

結構、絶望的な感じでした。

私もまだ若かったので、お客さんにどんどん意見言えるような能力も備わってませんでした。

なすがままです。

 

それぞれの対応

会議中、女性がフリーズするとエンドの男性二人がすぐにフォローしてあげればいいんですけど、それもせず話し出すのを待っています。

 

時間だけがすぎていき、ぎりぎりなってようやく代わりに発言するみたいなことをやってました。

 

今なら私がたくさん教育してきた実績あるので思いますが、エンドの二人が教育するのも下手だったと思います。

女性のフォローもっとした方がいいですね、あれじゃ味方がいなくてかわいそうでした。

他の人の対応

こちらとしても、進めないといけないので対応としては、若い女性を無視して40代の偉い人と30代の担当者に話を進めようとする。という方法を多くの人がとっていました。

 

時間も限られているし、結構厳しい状態だったのでそうなります。

当時も仕方ないよなぁと十分理解してました。

私の対応

私としては、年齢も近いしなんかかわいそうだったのと、今後も続いていくならフォローしておけば、あとで楽できるかもしれない事。

それと偉い人の意図組んでおけば偉い方も満足だろうと次の手をうってました。

 

偉い人が話しても最後に必ず女性に「こう言ってますけどいいですか?」と顔を見て言うようにしてました。

 

エンドの偉い人が任せると言っていたので、そう聞いても問題にはなりませんでした。

 

こちらとしては、意図も汲んでるし元気づける意味でもやってました。

正直、遅れてもこっちのせいじゃねぇじゃんと思ってました。
私も若かったので、感情論が大きかったです。

 

なんだかんだこのような会議がずっと続き、2か月ほど過ぎようとしてました。

 

 

反応に差がでてくる

要件定義も終わりに向かい基本設計などの計画も立て始めたころです。

女性の方も慣れてきたので、少しずつ返答も早くなり最初のころよりはフリーズ時間も短くなってきました。

エンドの男性もどちらか片方だけでるということが増えてきました。

 

そこで、女性の態度にものすごく差がでてきました。

私が話すときは、顔上げて比較的大きい声ですぐ返答してくれるようになりました。

他のメンバーが話すと顔下げて小さい声で答えてました。

 

他のメンバーから

「kudo さんの時と全然ちがうんだけど」と言われるようになりました。

一人は完璧に女性に嫌われてました。たまに無視されてたし 笑

 

私が最初に立てた作戦は功を奏しました。

この件で、最初に挙げた3つが大事だと学び、その後の様々な案件でも必ず思考するようにしています。

 

・相手の意図を汲み準備する

・結果を急がないことがいいこともある

・できないからといって無下に扱わない

 

まとめ

今回のケースは非常に特殊?なケースではありますが、色々考えて行動し続けたことが成功につながった大きな経験となりました。

 

相手を尊重して接すれば、相手も自分を尊重してくれると思います。

厄介な事象があっても、投げ出さず関係者を理解するよう努め作戦を練ればうまくいくはずです。

 

その後・・・

要件定義は無事おわることができました。

案件としては、1次請けとエンドが交渉こじれて、基本設計移行は担当することなく全撤退となりました。

実際、抜けないと結構炎上していたと思います。

 

ここでの出来事は、短い間でしたが人間関係や仕事の難易度的にも今でも記憶に残っています。

毎週、金曜は朝まで呑んでました。

 

 

 

 


読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。

 

 

 

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