Twitterなどを見ていると、未経験からフリーランスを目指す人も一定数いるようで驚いています。
中には、ものすごく頭がよく仕事を進める能力はもちろん、仕事をとってくるための人間関係や手法も独自で習得できる人もいるでしょうが、大体の人は無理だと思います。まじもんの天才は起業しちゃう気がします。
私は、中小企業から大企業でサラリーマンをし、企業の後ろ盾のあるぬくもりを感じつつ防御力にバフ(※1)かけながら色々経験したため、フリーランスとしても問題なく仕事ができていると感じています。
※1.バフとは、使用者側に好ましいステータス上昇効果
そこで今回は、私がサラリーマン時代に経験しておいてよかったと思う事、今後、フリーランスを目指す方がいれば、その参考になるかもしれないことを記載します。
私がITエンジニアのため、ITエンジニアのフリーランスについての記載となります。
それしか知りません。タイトルで違うフリーランスだと思ってたらごめんなさい。
最後まで見たら特典を得られるかもしれません。プライスレス。
ITエンジニアですが、技術は自分で習得するものなので技術については何もありませんが、仕事を進める上での感覚や視点のようなものが中心になります。
・大規模プロジェクトのPLなど上位役職の経験
・面談して人を受け入れる経験
・営業や関係構築方法の習得
上記3つです。
この経験により得られたことは、非常に重要で最も役に立っています。
大規模プロジェクトのPLなど上位役職の経験
1次請けでルイーダの酒場寄ってきた的な感覚で自社のメンバーやパートナーを率いて、大企業相手に大規模なプロジェクトでのPLなどの経験は、非常にプラスになりました。
会社の後ろ盾のおかげで、若い年次でもそのような経験ができるのは非常にありがたいです。
大変なこともありますが、それを実際に経験して苦労したことや学んだこと、教えてもらったことは確実にプラスとなり、フリーランスでも仕事を習得するのが楽になります。
フリーランスになると1次請けで大きな仕事を若い年齢で取得するのは、Very Hardモードではないかと思います。
少なくとも私は、Very Hardモード経験していないので、そのようなことを聞いたことがありません。
経験が少ない状態だと、もらえる仕事も簡単なものが多く、ものすごく地力の技術力と営業力を鍛え、運もよければよい仕事をもらえるかもしれません。
そのため手っ取り早く、経験を積み自分を売り込みやすくするためにも、サラリーマンとしてITの仕事をしたことは私にはものすごくよい結果をもたらしました。
年次の浅い頃は、上司や先輩がフォローしていくれますので、技術の習得に専念できることもよいことです。
ある程度、年次を重ねリーダーなどをやるにしても、営業は別でいるし、事務関係は社内の人がやってくれるし、お金は安定しています。
そのため、メタルスライムしか出ない場所でレベル上げれるくらい、安心して地力を鍛える時間が多く確保できるのも大きいです。
煩わしい会社業務はありますが、それを差し引いても成長にうまく使うにはもってこいです。
面談して人を受け入れる経験
私は、まだフリーランスなりたてのフリーランス新人なので、おおよそ面談される立場にありますが、面談するときに見る視点がなんとなくわかるのは非常にありがたいです。
知識や技術力、仕事の進め方や経験、予算の面などを考慮しての費用対効果などなど面談して人を入れる受け入れる側は、大変な決断をする必要もあります。
私自身、実際にしんどい経験しました。
優秀な人が誰も来ずそれでも人を増やさないといけなかったときに、それでも良い部分をや売り込み部分を探して、エンドユーザと会話し売上を確保し、チームとして運用できるよう様々な工夫を行いました。
※様々な工夫については過去記事をご参照ください。あの絶望は、まじレベル上がった音楽がしました。
この経験から、面談されるときにどのような事を知りたいかというのを考え、スキルシートの記入ができるようになりました。
あとは、面談するといっても大体の人は最初の数分で問題ないかを判断でき、判断が難しい場合に質問により技術などを確かめたりもしました。
他の現場リーダーと同時に一人を面談することがありましたが、大体評価は同じになるということもわかりました。
非常にありがたい経験となっています。
営業や関係構築方法の習得
会社にいたときに、大手企業の役職者や中小企業の社長・役職者とたくさん会話や懇親会として呑みにいき、そこで学んだ、話の聞き出し方や話の進め方はものすごいプラスになっています。
大企業の役職者との懇親会では、営業一本でやってきた方ともご一緒し、会話術などを実際にみて学ばせてもらいました。
関係をうまく構築し、そこから仕事につなげる方法も教えてもらえたりしました。
何より、増員などをするときの計画やそのための準備や進め方、ここぞという時に推し進める嗅覚などは、色々経験して身につけたことが大きかったです。
これは、自身だけを売り込むだけであれば非常に簡単に応用できます。
他人をプレゼンするのは、超大変です。
大企業などに実際に身を置き、そこで仲間としてアドバイスをもらえたり会社の後ろ盾があって、お客さんの偉い方にアドバイスをもらえたり、様々な交渉をさせてもらえたのは非常にありがたい経験です。
胸を借りました。気分は掛かり稽古(剣道)でした。
まとめ
私がサラリーマンとして11年IT業界を経験してからフリーランスとなりましたが、決して、それが正解だとは思いません。
私自身には、これまでの道のりが合っていただけです。
なので、ここまで記載した3つの経験が、こういうこと学んでフリーランスになるのもいいかもなという程度に参考にでもなれば幸いです。
読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。
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