仕事術『言った言わない』問題をなくして平和な日々を!対策すべき事と解決策

物事がうまく進んでいる、うまく進んでいない関係なく、私が思う一番厄介な問題が『言った言わない』問題です。

こうなると記憶力がいかにいい人であっても、相手が折れなければ全くもって無駄な時間を過ごすことになります。

 

今は仲がいいから大丈夫と安心していてはだめです。
何かの拍子にこの問題がおこり険悪なムードになり、精神的な苦痛をうけることになります。

この問題が発生し、よくない方向に進んだプロジェクトをいくつも聞いたことがあります。

 

そうならないために、うまく進んでいる時からしっかりと対応を行い、最後まで平和に過ごす工夫をしなければなりません。

そこで、私の体験や行ってきた対処方法を記載していきます。

 

なぜ人は記憶を都合よく変えてしまうのか

人によっては記憶を正しく長時間覚えていることができる人もいます。

私も記憶力はいい方で、集中しているプロジェクトであれば会議などの会話でも一か月ほど覚えていることができます。

しかしながら、一人だけが覚えていても他全員の記憶が曖昧で、発言力のある方が全く違う記憶をしていては意味がありません。

 

若い頃にそれで嫌な思いをしたので、科学の研究結果などを調べたりもしました。

『なぜ忘れるのか?なぜ都合のいい解釈をするのか?』

 

科学によると人の記憶というのは、あとで聞いた情報で書き変わることがあり、それは記憶力の比較的よい若者や訓練された人であっても同じことが起きるとのことです。
これは脳の自己防衛機能であったりするようです。

 

そのため、自分の都合のいいように脳が解釈し、それを正しい記憶として覚えているということは、まぁ仕方ないと諦めた方がよいとの結論になりました。

 

だからこそ、しっかりと対策を行う必要があると知り行動をしてきました。

 

 

 

情報共有する癖をつけておく

『言った言わない』にならないようにするためには、文字や音声で情報共有をするのが一番正確です。

これに勝るものを今のところ知りません。

 

途中で改ざんされる方法はだめかもしれませんが、信頼関係がある人であればそこは気にしなくてもよいでしょう。
信頼できない人には、改ざんできない方法で連携する必要があります。

皆やってなくても自分が必要だと思うなら行動する

忙しくなったりしてくると議事録がおろそかになってしまったり、元々、何も残していないなんてプロジェクトすらあります。

 

誰もしていないし、皆がそれでいいと思っているならまぁいいか。と思ってはいけません。

自分がそれが必要だと思ったら、しっかりやらなければなりません。

 

それによってプロジェクト全体が救われたり、結局、最後は行動していた人に頼ることになります。

 

私がベテランばかりの中で27歳なのに一番若手だったプロジェクトで、誰に頼まれたのでもなく、せかせかとすべての打ち合わせの議事録をひたすら書き続けていました。

結局、過去の決定事項などを忘れた人は、私に聞かざるおえなくなり、一番若かったですが、最後は大きな役割を担っていました。

 

立場は関係なく残し展開する癖をつける

何も起きなければそれにこしたことはありませんが、何か起きたときにはそれが最後の砦です。

私は、発言が多い立場であっても誰も議事録をとれないようであれば、まずは率先して会議が終わった後に議事録をまとめて展開し続けます。

 

ある程度行えば他の人もできるようになるので、そうなれば任せればよいです。

 

また、些細な作業報告や会話内容もチケットや Wiki 、Excelの一覧表などに残して問題にならないようにしています。

残す媒体は何でもいいです。

全員が認識していれば問題ありません。

 

癖さえつけてしまえば苦にはならないと思うので、若いうちからどんどん情報を共有もしくは蓄積する方が将来的に

健全な日々を送れる可能性が増えます。

 

嫌な思いはしないにこしたことはないです。

 

 

 

この記憶を逆手にって悪知恵を働かせる人もいる

この記憶の曖昧さを逆手にとれば、自分を上に立たせることもできます。

 

わざとやる人もいるでしょう。

 

プロジェクトリーダーとしてメンバーを率いる際は、本当に気を付けた方がいいです。

悪気なくやっている人もいるため、そうさせないために先手をうったほうがいいです。

主導権をとれるよう立ち回れば、そのようなことにさせない布石は打てます。

 

『言った言わない』問題を起こさせないために悪い考えを意図的にやる人もいる可能性がある。

というのは忘れないようにした方がいいでしょう。

 

実際に『言った言わない』問題が発生したら

実際に『言った言わない』問題が発生してしまった場合は、片方が悪いという考えをやめた方がいいです。

 

相手がお客さん、上司、部下など立場関係なく対処してこなかった自分も悪いとあきらめ、両者で解決できない場合は第三者に入ってもらうなどして中間を探るしかありません。

 

すごく無駄な時間ですが、仕方ありません。

対処がうまくできていなかった自分も悪いのです。

 

一度でも嫌な思いをして二度とこういうことを起こしたくないと思ったら、話して決まったことは、皆が見れるチケットやWiki、メールにまとめるなど癖をつけて
今後、無駄がないようにしようと心に誓いましょう。

 

まとめ

記憶は人によって都合のいいように書き換えられることは諦める必要があります。

なんでもないことであればそれでいいですが、仕事になるとそれでは困ります。

しっかりと情報を共有するルールを設けて主導権を握り、『言った言わない』問題の可能性を徹底的に取り除いていきましょう。

 

最後までプロジェクトを健全な精神で進める一つの方法として認識し対処していけば、余計なもめごとの種が一つなくなりますので、他に注力できます。

 

単純な情報共有ですが、しっかりと行い続けることは難しいことですので、意識して確実にできるようにしていければ、精神的に安定し続ける可能性が増えます。

 

 

 

 


読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。

 

 

 

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